「相手方と通じてする」って言葉、ちょっとわかりにくいですよね。でもすごく大事な違いです。初学者向けにわかりやすく説明します👇
🔑「相手方と通じてする」ってどういう意味?
👉 これは簡単に言うと
**「相手と示し合わせてウソのやりとりをすること」**です。
🎭 例:虚偽表示(通じてる)
たとえば、AとBがこんな会話をしたとします:
A「本当はこの土地売るつもりないけど、名義だけBに変えたことにしておこうぜ」
B「OK、ウソの売買契約ってことで登記だけしとこう」
これが **「通じてウソの契約をする(=虚偽表示)」**です。
→ AとBは「本当は違うってわかってる」けど、外にはウソの意思表示をしてる。
😐 例:心裡留保(通じてない)
今度はこうです:
A「この人に“この土地あげる”って言うけど、心の中では全然あげる気なんてない。からかってるだけ。」
Bはそれを信じて受け取りますが、
→ Aは 本心と違うことを一方的に言ってるだけで、Bは何も知らない。
これが **「通じてないウソの意思表示(=心裡留保)」**です。
📌 まとめ表
項目 | 虚偽表示 | 心裡留保 |
---|---|---|
ウソの表示? | ✅ する | ✅ する |
本心と違う? | ✅ そう | ✅ そう |
相手も知ってる? | ✅ 知ってる(通じてる) | ❌ 知らない(通じてない) |
キーワード | 通謀虚偽表示 | 内心だけウソ(相手だまし) |
✅ 試験での見分けポイント
- 「通じて」と書いてあったら虚偽表示!
- 「勝手に心の中で思ってただけ」なら心裡留保!
わかりやすい例で言うと:
- 虚偽表示 → グルになってウソをつく(共犯)
- 心裡留保 → 一人でウソをつく(だまし)
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