🧱土地の工作物責任とは?
📌壁・塀・建物などの欠陥で人にケガをさせたら、持ってる人が責任を負うルールです。
✅ ポイントまとめ
番号 | ポイント | 内容 |
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① | 占有者がまず責任! | 家や塀などが原因でケガをさせたら、まずそれを「使ってる人(占有者)」が責任を負います。 |
– | 無過失なら次は所有者 | 占有者が悪くなければ、「持ち主(所有者)」が責任を負います(無過失責任)! |
👨💼使用者責任とは?
📌部下が仕事中にやらかしたら、上司(会社)が責任を取るルールです。
✅ ポイントまとめ
番号 | ポイント | 内容 |
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② | 仕事中のミスに責任あり | 会社の部下(被用者)が、仕事の途中で人にケガをさせたら、会社(使用者)が責任を取ります。 |
③ | 見た目で職務に見えればOK | 本当に業務かどうかではなく、「仕事っぽい行為」に見えたらアウト。 |
④ | 注意してたら免責も | 会社が部下の採用や監督でしっかりしていたと証明できれば、責任を免れることも可能。 |
⑤ | 両方に責任(不真正連帯債務) | 部下と会社、どちらも損害を賠償する責任を負います。※お互いに「全部払え」って言えないタイプの連帯責任。 |
⑥ | 支払ったら取り返せることも | 会社が賠償した場合、部下に対して「あなたの責任もあるでしょ」と一部請求することができます(信義則の範囲内で)。 |
🤝共同不法行為とは?
📌複数人で一緒に悪いことをして他人に損害を与えたとき、全員が責任を取るルールです。
✅ ポイントまとめ
番号 | ポイント | 内容 |
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⑦ | 連帯責任! | 何人かで一緒にやった不法行為では、全員が「全額」賠償する責任あり。 |
⑧ | 払った人が他の人に請求OK | 全額払った人は、「他の加害者にも責任があるでしょ?」と負担分を請求できます。 |
⑨ | 被用者+第三者の共同不法行為 | 部下と第三者が一緒に不法行為したら、会社も責任を負います。 |
⑩ | 求償の範囲も同じ | 会社が払ったら第三者に、第三者が払ったら会社に、一定の範囲で取り返せます。 |
🔁 比較図で整理しよう!
項目 | 責任者 | ポイント | 求償の有無 |
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土地工作物 | 占有者 → 所有者 | 占有者に過失なければ、所有者が無過失でも責任 | なし |
使用者責任 | 使用者(会社) | 被用者の職務中のミスに責任 | 可(信義則の範囲で被用者へ) |
共同不法行為 | すべての加害者 | 全員が全額支払い義務(連帯) | 可(負担割合に応じて求償) |
✅まとめ
- 土地の工作物責任:まず「使ってる人(占有者)」が責任を取り、過失なければ「持ち主(所有者)」が責任。
- 使用者責任:部下のミスは、原則会社が責任を取るが、きちんと注意していれば免れることも可能。
- 共同不法行為:複数人で損害を与えたら全員が全額責任。払った人は他の加害者に請求できる!