1. はじめに
生命保険は、ライフステージの変化とともに見直しが必要なものです。しかし、むやみに解約すると損をする可能性もあります。本記事では、生命保険の見直しのタイミングや、解約で損をしないためのポイントを解説します。
2. 生命保険を見直すべきタイミング
以下のようなライフイベントがあった場合は、生命保険の見直しを検討しましょう。
2.1 結婚・出産
家族が増えると、必要な保障額が変わります。共働きから片方が専業主婦(夫)になる場合は、収入の変化も考慮しましょう。
2.2 住宅購入
住宅ローンを組むと、団体信用生命保険(団信)に加入することが多いため、既存の生命保険の保障額を調整することで保険料を節約できます。
2.3 子供の独立
子供が独立すると、養育費の負担が減るため、死亡保障の必要性が下がります。過剰な保障を見直すことで、保険料を抑えられます。
2.4 退職・老後
現役時代に比べて収入が減るため、死亡保障よりも医療・介護保障を重視した見直しが必要になります。
3. 解約すると損をするケース
以下のケースでは、生命保険を解約すると損をする可能性があります。
3.1 長期間加入している終身保険
終身保険は、長期間加入することで解約返戻金が増える仕組みのものが多いため、途中解約すると元本割れする可能性があります。
3.2 健康状態が悪化している場合
解約後に新しい保険に入り直す際、健康状態によっては加入できなかったり、保険料が高くなったりすることがあります。
3.3 貯蓄型保険の解約タイミング
貯蓄型保険(養老保険、個人年金保険など)は、契約期間満了前に解約すると、元本割れする可能性が高いため慎重に判断しましょう。
4. 損しない見直しの方法
生命保険を見直す際に、損をしないためのポイントを紹介します。
4.1 保障の必要額を再計算する
現在の収入や支出、家族構成をもとに、必要な保障額を再計算しましょう。オンラインの「生命保険シミュレーター」などを活用するのもおすすめです。
4.2 不要な特約をカットする
医療特約やがん特約などは、単体で契約した方が安くなる場合があります。必要性を見極め、不要な特約を外すことで保険料を削減できます。
4.3 払済保険への変更を検討
解約せずに払い込みを停止し、保障だけを継続する「払済保険」に変更することで、保険のメリットを残しつつ保険料の負担を減らせます。
4.4 乗り換える場合は先に新しい保険を契約
新しい保険に入り直す場合は、現在の保険を解約する前に次の保険を契約しましょう。これにより、無保険期間が生じるリスクを防げます。
5. まとめ
生命保険は、ライフステージに応じて見直すことが大切です。ただし、解約にはリスクもあるため、慎重に判断することが重要です。必要な保障額を確認し、不要な特約のカットや払済保険の活用などを検討しながら、賢く見直しを行いましょう。
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