はじめに
私たち夫婦が保険の見直しを決意したのは、第二子の出産を控えた時でした。月々の支出を見直す中で、保険料の支払いが予想以上に家計を圧迫していることに気づいたのです。今回は、実際の見直しプロセスと、そこから得られた気づきを詳しくお伝えします。
見直し前の状況
家族構成
- 夫(35歳):会社員
- 妻(33歳):専業主婦
- 長女(3歳)
- 第二子妊娠中
加入していた保険
- 夫の保険
- 死亡保険:5000万円
- 医療保険:日額1万円
- がん保険:一時金300万円
月々の支払額:45,000円
- 妻の保険
- 死亡保険:3000万円
- 医療保険:日額8000円
- 女性特約付き
月々の支払額:38,000円
- 子どもの保険
- 学資保険
- 医療特約付き
月々の支払額:15,000円
合計月額保険料:98,000円
見直しのきっかけ
第二子の出産を控え、教育費や生活費の増加が予想される中、毎月の保険料に疑問を感じ始めました。特に以下の点が気になりました:
- 死亡保険の保障額が必要以上に高い
- 医療保険の保障が夫婦で重複している
- 特約が多すぎて、何のための保障か分かりにくい
具体的な見直しプロセス
1. 保険相談の予約
まずは、保険の見直し相談を専門とする独立系のファイナンシャルプランナーに相談することにしました。インターネットで口コミを確認し、実績のある相談員を選びました。
2. 現状分析
相談時に判明した問題点:
- 死亡保険の保障額が、実際の必要保障額を1.5倍以上上回っていた
- 医療保険の保障内容が夫婦で重複していた
- 不要な特約が多く付帯されていた
- 加入時期が古く、保険料が割高な契約があった
3. 見直し内容
夫の保険見直し
- 死亡保険額を3000万円に減額
- 医療保険を最新の商品に切り替え
- がん保険は継続
新しい月々の支払額:25,000円
妻の保険見直し
- 死亡保険を1000万円に減額
- 医療保険のみ新規加入
- 必要な女性特約のみ継続
新しい月々の支払額:18,000円
子どもの保険
- 学資保険は継続
- 医療特約を見直し
新しい月々の支払額:12,000円
見直し後の合計月額保険料:55,000円
見直しの結果
経済的な効果
- 月々の保険料:43,000円の削減
- 年間で516,000円の支出削減
- 解約返戻金:150,000円(貯蓄に回す)
保障内容の改善
- 必要な保障に絞った分、一つ一つの保障額を手厚くできた
- 最新の保険商品に切り替えることで、保障の質が向上
- 契約内容が整理され、分かりやすくなった
見直しで学んだこと
1. 定期的な見直しの重要性
結婚や出産など、ライフステージの変化に合わせた見直しが必要だと実感しました。
2. プロの相談の価値
専門家に相談することで、自分たちでは気づけなかった無駄や改善点が明確になりました。
3. 保険料の積み重ね
特約や保障の重複が、思いのほか大きな金額になっていたことに驚きました。
これから保険見直しを考える方へのアドバイス
- まずは現在の契約内容を整理する
- 家族の収入や支出を把握する
- 将来の生活設計を考える
- 専門家に相談する
- 必要な保障と不要な保障を見極める
最後に
保険の見直しは、はじめは面倒に感じるかもしれません。しかし、実際に取り組んでみると、家計の改善だけでなく、家族の将来について考えるよい機会となりました。
この体験談が、保険の見直しを検討されている方の参考になれば幸いです。
補足:見直し時の注意点
- 新しい保険に加入する前に古い保険を解約しない
- 持病がある場合は慎重に検討する
- 解約返戻金の有無を確認する
- 保障の空白期間を作らない
- 家族と十分に相談する